ヴィトーリア (Vitória)
ヴィトーリアは北をセラ、南をヴィラ・ヴェーリャ、西をカリアシカと接し、東は大西洋に面している. レジアン・メトロポリターナ・ダ・グランジ・ヴィトーリア(Greater Vitória Metropolitan Region)という都市圏の中心都市である.
都市圏の地勢は、ヴィトーリア湾と、サンタマリア川、ブブ川、マリニョ川、アリビリ川ら河川の河口、そして小島、丘陵地帯、洞窟、マングローブ林、砂浜などで構成される.
ヴィトーリア湾は、大陸の一部分である34の小島からなる多島海である. 一帯の面積は合計で104.26平方kmで、これには最大の島ヴィトーリア島、沿岸の島々全て、河口の島々、トリンダージ、マルティン・ヴァスといった沖合の島々が含まれている. 元々、この地には50の島々があった. しかしその多くは埋め立てによってヴィトーリア島の一部となった.
島にあるヴィトーリア市と本土は6つの橋で連絡している. 州政府は、新たな橋の計画に着手している. ヴィトーリア湾の景観は美しく、砂浜、島々、港湾、ヴィラ・ヴェーリャにあるペーニャ修道院が見える.
ヴィトーリアは、ブラジル国内にある「島に建設された州都」3つのうちの1つである(他はフロリアノーポリス、サン・ルイス).
地質学的には、島は大陸の延長である. 海に囲まれた花崗岩の上にあり、マングローブ林と湿地に囲まれている. ヴィトーリア島の最高地点は、フォンチ・グランジ丘の308mで、花崗岩の露出は296mあるペドラ・ドス・オリョス、194mのサン・ベネディト丘で見られる.
気候は熱帯気候で湿度が高く、月間平均最高気温は30.4℃、月間平均最低気温は24℃で、10月から1月までの間が主に激しい雨季である.